秋の訪れと言えば コレ

田舎の秋は栗拾いでスタート。
私たちを育ててくれた栗の木は、年々枯れる木が増えています。

今月からラストは11月の上旬。いくつかの品種の栗が時期をずらして落ちてくれます。
ラストの栗は、なんとなく亡くなった父が宿る木と思える巨木。
枯れずにずっと頑張ってほしいな・・


目次

栗の花は多かったのに実は少ない?

栗拾いのコツ。落ちている栗の中でも、フックリとしてピカピカと光沢の良いもののみ拾います
たくさん落ちていて、ついつい全部拾いたくなるのですが、落ちて時間のたっている栗は、中に虫のいる可能性大!
あんなにイガイガして、硬い鬼皮の中に卵を産み付けるのは、外敵から子供を守る昆虫の知恵なのでしょうが、
栗の中の虫を発見したときのショックは大きい。なので、欲張らずに古そうな栗は無視します。

次に、空からいつイガが落ちて来るかわからなので、帽子着用のこと。そしてむやみに上を見上げないコト。

雑草だらけの栗畑をきれいに草刈りするのも一苦労。
でも、これをしてもらわないと栗拾いも出来ないので、草刈りしている地主さんに感謝!

拾った栗は、ただゆでで食べてもいいのだけれど、どうせならひと手間加えたい。しかし、栗は下準備が面倒くさい。だから栗商品は高いんだと思います。

ワタシは少し日に当てます。次にバケツに入れて、お湯につけて鬼皮をふやかして剥き始めます。
くりくり坊主というはさみのようなくり剥き専用のものは、栗ご飯用に鬼皮と渋皮を同時に剝くために使用。
渋皮煮は渋皮を傷つけないように鬼皮のみ剥くので、小型のナイフで。毎年、この時期から手のひらに鬼皮剥きのマメができるほど。長年の知恵で、渋皮を傷つけずに剥くコツはつかんできています。

栗ご飯は、塩少々と栗を雑穀ご飯に入れて炊飯器でスイッチオン。

渋皮煮は、重曹を入れたお湯で湯がいて、紫色の灰汁のお湯を捨てるを繰り返すこと3~4回。
その間、渋皮を竹ぐしや指の腹で丁寧に除いていき、次に、紫色が出なくなるまでお湯を変えながら茹でます。
きれいなお湯になったら、甜菜糖・カルシウム豊富なサトウキビのお砂糖・アガベシロップで甘さを出して、大人の渋皮煮にするためにラム酒をちょい足し。この他に、賛否両論のワタシオリジナルちょいちょい足しで、黒砂糖と醤油を加えて。分量は味を見ながら適当に。※ちょいちょい足しは、失敗することもあるし、普通の味の方がおいしいと言われることもしばしば・・余計なお仕事?かもしれない。

多分 シンプルにお砂糖だけで味付けする方が品よく出来上がると思うけれど、何か加えたくなる性格。
今回も、コクがあってまあまあの出来でした。

栗拾いをしたら渋皮煮を作るという習慣。秋の間の夜なべ仕事になるかな?
最後の栗は、お正月用に栗羊羹と栗きんとん用に冷凍保存の予定。
今年こそ、上手に栗羊羹を作りたい!

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この記事を書いた人

30数年、人生の半分以上を東京で過ごし、
20代は普通のちゃらーっとしたバブル期のOL。
30代はリゾート開発、ウエルネス普及活動の仕事、
40代でフリーになり、ウエルネス関連商品開発や
イベント企画、施設運営に携わってきました。
60代半ばで、ちょっと一休み。
もっと、自分らしく楽しい時間を作りたくて、
田んぼに遊ぶ場所を作ります。
オトナだって遊びたい!
田んぼの中で泥んこになっても気にせず笑える、そんな時間が欲しい。とココロから思えたから。

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