ワンにかまける至福の時間

来た きた キタァーー! さすらいワンコで保護された「サン」君。
コーギーミックスということでお顔はコーギー風。模様はビーグルもどき、しっぽはキタキツネ風?まだ数日なのに、ずっと一緒に過ごしたような落ち着きあるワンコ。
11月の初旬にちょっとだけのお見合いで決めてしまったワンコだけれど、
どんなにこの子を待ちわびていたことか・・・
今、べったり侍りついてこの子の性格を見極め中。
この時間が幸せでいっぱい!

誕生日は先代から引継ぎ7月1日。年齢は5歳ということで。

目次

譲り受けの手続き

預かり親さんがサン君を連れて、我が家に到着。
サン君、相変わらずちっとも物おじせずに「なでてぇぇ」と近寄ってくる。
「本当にいい子で手間いらず」の噂通り、吠えることもなく、家中を静かに探検。
譲渡の契約書にサインして、今からする手続きを教えてもらい、これまでかかった治療費をお支払いして、今後の生活で気を付けることを聞いて、わずかな寄付をして終了。
預かり親さんの家には、グレートピレネーズの大型犬から、雑種の子犬まで10匹以上いるとのこと。
センターの野犬の子たちは、どこにもらわれることが多いのかを聞いたところ、はるばる東京や神奈川から引き取りに来てくれるらしい。
地元の人はなかなか引き取ってくれず、血統書のついた犬が人気だとのこと。それで商売する人もいるとのこと。

地元の野犬は地元で何とかしないと
野犬がいること自体、おかしい! 野犬は、山に捨てに来る人や那須等の別荘地に置き去りにする人がいるから生まれる。でも、野犬ってなにさ! 犬は犬です!  と怒っているワタシです。

この日サン君は、目線をまっすぐ、しっぽを立てて威風堂々と美しい姿勢で散歩をして、ごはんを食べて、静かに寝ました。
翌日は、市役所に鑑札をもらいに行きました。これは犬の住民登録のようなもの。これで来年から毎年狂犬病のご案内通知が来ます。その後に去勢手術時に埋め込んでもらったマイクロチップの正式登録をネットで入力。
念のため、凛とパイがお世話になった動物病院で簡単なdogドック、健康診断です。パイの診察番号を引き継ぎます。
動物病院も余裕。結果も良好で異常なし。
先生や看護師さんたちに「なんておりこうさんのワンちゃんなの」と褒められました。
これ初めての経験。
知ってぃる人も多いけれど、パイは待合室にかなり年を取るまで入れなかった。なぜなら、「ガルガル」うるさい子で落ち着きなく迷惑犬だったため。
凛は、治療中に怖くてワタシの頭の上まで登る勢いだった・・・
いい子って楽なんだね。初めて知った。楽させてもらう分、何かしてあげなきゃね、サン君。

サン

とにかく手がかからないけれど

先代の1匹目の凛は、ペットショップで購入した子犬なので、トイレのしつけや歯の生え替え時期にソファやテーブルをかじって大変で何度泣いたことやら。おどおどダックスで階段の上り下りをしたことがない。好き嫌いが激しくごはんも粒々を口から落とすような子。
次のパイは、推定3歳の割には暴れん坊。息をするたびに「ガルゥゥガルゥゥ」という子で、飢餓状態から来たので、食べ物の執着がすごくて、落ちているものは何でも食べて大変だった。
けれど、2匹とも家の中でトイレ習慣ができていたことだけが救い。

サン君は、トイレ用のゲージに見向きもせず、キャリーケースに入る様子もなく、少し大きめの犬用ベットに少しだけ横たわり、その後は座布団愛用。トイレシートに一滴のシミもできず、マナーベルトなんて必要なし。
意気込んで色々買いそろえ、ゲージの中に電柱に見立ててビニールパイプをぶら下げたりしたのに、拍子抜け。

そう、サン君は今までにいない、トイレは外派の犬。それに、ベランダではなく、自然の草の生えている所の指定付き。
これ 大変なことに気づきました。

夜明け前の朝散歩と日暮れの夕散歩とドックラン

どのタイミングでおしっこをしたいのかわからなくて、ワタシが気が気じゃない。
我慢しているのもかわいそうだしということで、早起きお母さんは寝ているサン君を5時に起こして、顔も洗わずに朝散歩30分昼間は、ドックランで思いっきり走らせて、プラス田舎道を何周も散歩。その後家に戻り日暮れてから散歩。寝る前にも気が気じゃないので、一度外に連れ出しショートコースの散歩
一万歩超えの一日。大変だけれど、なぜか楽しい。
たくさんの木の葉の中で💩をするサン君。拾うのが大変!きれいな道路ではもよおさないらしいという発見。定期的にマーキングのため右や左の足を上げる。何回かはピューっと出るも、全て何かを出しているわけでもないという発見。サン君の行動を観察しながら散歩していると苦にならないし、寒くもない。調子に乗っているワタシですが、これから元気になるか倒れるかどっちかかな?
サン君のリズムがつかめたら、ワタシの体力に合わせて見直してみます。

サン君歓迎会

いつもドックランを使ってくれているワンコと飼い主さんたちがサン君のために集まってくれました。
ボーダーコリーのカノンちゃんにサン君は教育的指導を受けて、しっぽを丸めて助けてサイン、そして初めて「ワン」と吠えました。吠え声を聞けなくて不安だったけど、声が出ると知れて良かった。こういうワンコたちの上下関係はきちんと見届けてドックラン内の犬社会のルール決めをさせないとね。
サン君は、白柴華ちゃんに吠えまくり真っ白いシュナウザーのモコちゃんには、なぜか紳士的
サン君の大好きなロープを投げて二匹同時に走り出すも、モコちゃんが咥えるのを待つサン。男の子はこうでなくっちゃ!華ちゃん、いつか仲良くなろうね。

この日は雪が降りそうな天気にも関わらず、集まってくれた仲間たち。
そのうえ、お赤飯おにぎりサラダアップルパイまで焼いてきてくれ、お土産を買ってきてくれてpartyを盛り上げてくれました。私は大鍋のけんちん汁をつくり、カノン家で頂いたストーブで温めて食べていただきました。
素敵な仲間たちに、感謝です
サン君もみんなと打ち解けて、かわいがってもらえて何より。なんたって我が家は母子家庭なので。

そして、この寒さの中、ストーブは本当にありがたかった。おかげて田んぼに転がってた使わない木材もきれいになるし、一挙両得。また、年内にストーブを囲んでpartyしましょう。そして、暖かくなったら華ちゃんママの健康教室を開催しましょうね。

最後に

サン君は、9月に足利市のとある街を赤い首輪と金具のチェーンリードを引きずりながら歩いているところを保護された犬。迷子札も鑑札もマイクロチップもないので、どこの犬かわからず、迷子のご案内を出すも飼い主さんが現れず、期限を過ぎてセンター預かりになった推定5歳か6歳の犬。
こんなにいい子で、邪魔にならない犬なので、外につながれていたものの、虐待されてたわけでもなく、無視され続けてたわけでもないと思います。少しやせ気味ではあるけれどキチンとご飯も食べさせてもらえてたと思います。
ただ、逃げ出したサン君を探さなかったか、探すすべを知らなかったか・・・・

どちらにしても、元飼い主様、5~6年、サン君をいい子に育ててくれて、愛情を注いでくれてありがとうございました。これからサン君は、ワタシと共に幸せに歩んでいきます。ご安心ください。

サンお休み
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この記事を書いた人

30数年、人生の半分以上を東京で過ごし、
20代は普通のちゃらーっとしたバブル期のOL。
30代はリゾート開発、ウエルネス普及活動の仕事、
40代でフリーになり、ウエルネス関連商品開発や
イベント企画、施設運営に携わってきました。
60代半ばで、ちょっと一休み。
もっと、自分らしく楽しい時間を作りたくて、
田んぼに遊ぶ場所を作ります。
オトナだって遊びたい!
田んぼの中で泥んこになっても気にせず笑える、そんな時間が欲しい。とココロから思えたから。

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