この季節、こちらでは山椒がお安い価格。買うと高いちりめん山椒。
食べたいから、面倒だけど作ることにしました。
ちりめんの下ごしらえがすべて
基本的なレシピは、とても簡単なちりめん山椒。
調理時間は15分くらい。
しかし、下ごしらえが侮れない。
買ってきてすぐの状態から、大き目の枝のような茎を取り除き、塩を入れたお湯で一度にこぼし、水を入れ替えて塩を入れて7分くらいゆでる。
※塩を入れるのは色だしのため
指でつぶしれるような硬さになれば、直ぐ引き上げて氷水にさらす。
※氷水に浸すのは色止めのため
そこから、粒についた小枝を取り除く。
※この作業を最初にする人も多い。私はゆでた後の方が取り除きやすいと思うのでこの時に。
するとすっきりした実山椒に。
この面倒な小枝とりの時に、私はつまらないことを考えている。
・・最低賃金の時給が千円として、すでに30分は経過しているので500円の手間賃が加算される。ということは買った方が安いのでは? いやいや、そんなことはないはず・・・
買った方が安いよね。っていうこともあるけれど、作るプロセスって、ストレス解消になると思いませんか?
特に、小枝をひたすらとるような単純作業は、脳が何も考えなくなり、夢中になれる。
嫌いじゃないな。秋の栗の渋皮むきもそんな感じ。
ここまで済めば、自分好みのピリリの辛味になるまで水に浸して置けばいい。
私は2時間程度。ボールにため水をして、こまめに取り換えて完成。
その後は、冷凍しても良し。醤油やオリーブオイルにつけるもよし。
すり鉢でお味噌と砂糖と合わせて擦った山椒味噌も、作っておくと便利よね。
でも、やっぱりちりめん山椒ですよね。
アドバイス1
冷凍してから実を外すと楽らしい。
早く教えてよ~
ちりめんの種類
突然ですが、「ちりめんじゃこ」と「しらす」の違いはわかりますよね。
そうです、干されているかどうかですよね。
でもね、今回ワタシは「ちりめんじゃこ」ではなく「かちり」と書いてある商品を購入しました。
と言うか、「しらす」か「かちり」しかスーパーになかったのですけど。
でね。「かちり」っていう言葉が気になる、きになる、キニナル・・・・・。
調べましたよ。
かちりとは
高知県産のものだったので、高知のちりめんじゃこのお店のホームページを確認しました。
ちりめんじゃこには「チカ」「カチリ」「カエリ」という種類があり、成長の具合、大きさを表すものらしいです。
なるほど。
これまで気にも留めなかったちりめんじゃこについて学びました。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
中田遊亀商店
しらすじゃいけないの?
ちりめん山椒の名前の通り、「しらす」ではなく「ちりめんじゃこ」をなぜ選ぶか?
「しらす」では絶対にダメというわけでもないのですが、塩分を多く含み、柔らかいというのが問題です。
塩分は濯げば少し落ちますが、柔らかいのでその時点で形が崩れやすい。
それに、煮込むときに鍋をゆするだけで頭と胴体が離れやすい。
これ、ワタシの体験談。小さなしらすの頭がいっぱいになって、おぞましい状態になります。
ちりめん山椒のレシピ
結構 適当でも、ちりめんの味と山椒の香りやピリッとした味わいでおいしくなるのですが、サクッと説明します。
- ちりめんじゃこ 100g
- 山椒 30g お好みで
- 酒 1/2カップ
- みりん 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 水 1/2カップ
①ちりめんじゃこが固めなら、軽く湯通しして乾かしておく。
②鍋に3~6の調味料を入れて、沸騰したらちりめんじゃこを投入。※色が気になる人は薄口醤油で
③中火位にしてかき混ぜずに、時々鍋を振る程度にする。
④水分が少し残っている状態で山椒を投入。味を見て調味料調整。
⑤こげない程度に鍋を時々揺すりながら水分を飛ばす。
⑥水分がなくなったら、バットや大き目のお皿に広げて粗熱を取る
アドバイス2
鍋は大き目で中身が平らに広がるものがいい。ワタシは一番大きなフライパンを使用。水分が飛びやすく、かき混ぜなくても味が染みやすい。
簡単レシピ もう一品
おまけは、花ニラのお浸し。ニラの葉と違うパキバキした食感。
毎度思うことは、鮮度のいい野菜は茹でた後のグリーンが鮮やかだな~
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